扁桃体とBPD

たった6回だけ投稿された、BPD本人によるブログ。

その中の1回。


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彼と出会ったことで、ようやく自分も幸せを掴んでいい番なんだと、これがゴールだと、お互い結婚も意識して、それを目標にしてきたのに、

彼自身の問題、二人の問題、それらが、気づけばもう修復できないほどに、私の心を傷つけていて、突然心が折れてしまった。

結婚まで考えていたのに、自分の心が折れるなんて、もう自分の感情が信用できない。

今日自分が思っていることが、明日には変わるかもしれない。

自分が一番信用できない。

もう恋愛したくない。

もう男性に心を開きたくない。

この先、無理やりにでも私の心の鍵を開けてくれる人がいない限り、恋愛に幻想を抱かない。

期待しない。

私は一人で生きていく。

希望なんてなくていい。

期待しなければ傷つかない。

もう精神が掻き乱れるのは嫌。

こんな気持ちもまた変わってしまうのかもしれない。

やっぱり自分が信用できない。

せめて人を、巻き込まなければいいのかもしれない。

https://ameblo.jp/nozomi–0114/entry-11772070151.html

(改行位置は変更している)

BPDの人は、本当に些細なきっかけ、あるいは妄想で突然不安に襲われたり、精神的に不安定になったり、考えが大きく変わってしまったりもする。

彼らは、自分が突然変わってしまうことに戸惑う。自分が分からないと思う。自分自身をコントロールできない状態にある。

好き嫌い、価値評価を判断する大脳辺縁系にある扁桃体に異常があると、不安を抑えきれなくなると言われているが、BPDはそれに似ている。実際扁桃体の萎縮が見られるというし、扁桃体の過剰活動で恐怖や不安が呼び起こされていると考えられているようだ。

扁桃体の発達は子供の頃のストレスに影響されるらしい。そのために虐待や恐怖経験が扁桃体の萎縮(ストレスの種類によっては増大)や活動異常を起こしてしまうらしい。

参考:

脳科学からみた子ども虐待
~児童虐待・ネグレクトが及ぼす神経生物学的影響~
2015 年11 月3 日(祝)福岡女学院大学ギール記念講堂
講師:マーチン・H・タイチャー(ハーバード大学医学部精神科准教授)

↑非常に興味深い内容を含んでいる。