愛した人がBPD(=境界性パーソナリティ障害)だった場合のアドバイス―精神的にも法的にもあなたを守るために 単行本 – 2008/8/15
2012年6月18日
もっと自由に。
2012年6月18日
記事のカテゴリーの
「こころ」
の下位カテゴリーとして
「BPD/境界性パーソナリティ障害」
を追加し、BPD関連の記事をこのカテゴリーに仕分けした。
相談事例を引用。
これもかなり厳しい状況。
ここでは、自己愛性の高いパートナーがBPDのよい時を忘れられない場合の問題を指摘している。
BPDは当人が生きづらい一方で、周囲の苦しみもまた激しい。
最近はネット上でBPD被害を訴えるものが目に付く一方で、BPDの家族がいかにして対応すればよいかを考える家族会も存在し、家族には救いになっているはずだ。
ただ、まだまだ周囲の人の苦しみを充分吸収できる状態ではないのかも知れない。
NHKハートネットの掲示板では、ちょっと古いが被害者の立場での番組での取りあげ方を訴えるものがあった。
私はBPDの妻を持つ夫です。
離婚を控えている身です。
こういった特集は当然ながら患者当事者の声が多く扱われるものだと思います。
ですが、その周囲に居る者の苦しみも是非知って頂きたい。
BPD患者の行動化症状は、BPDでは無い私達周囲の者にとって、とても理不尽で理解が出来ず、時には社会的影響も大きく、個人では抱えられぬ程の痛みをともないます。
虚偽によるストーカー通報などよくあるかと思います。
危うく前科が付く処であったり、社会的信用を失い、最悪の場合は裁判にまでなる方もいらっしゃいます。
私自身も妻の被害妄想により通報され連行されたことがあります。
そしてBPDは周辺の人間関係を引っ掻き回します。友人が一人、また一人と減って行きます。
言われの無い噂が広まっていたりもします。
二者関係でがちがちに固定され、気付けば逃げ場を失います。
拒絶すれば言葉や身体への暴力が待っている事もありますし、自傷行為に走られることなぞザラにあります。
そして極めつけは…例え妻が深刻なBPD患者であろうと、離婚の際は親権を持って行かれる…というシステムの危険性です。
これはもう個人ではどうにもなりません。
考えられますか。子供が犠牲になるのです。
でも私達は相談する場所が何処にも無く、行政の協力も仰げないのです。
このEテレの特集をただ「理解が得られにくく苦しくて可哀想なBPD患者」という視点だけで終わらせて欲しくはありません。
是非ともしっかりと、周辺の声も拾って下さい。
投稿日時:2015年09月01日 04時02分
https://www2.nhk.or.jp/heart-net/voice/bbs/commentlist.html/index.jsp?message=18706
深刻な問題で、BPDの相手に虚偽というか、妄想に基づいて通報されるようなことはそれなりにあるらしく、そうでなくても事実と異なることを告げられるなどで孤立させられ、社会的信用を失うようなことはよくあるようだ。
二者関係の中では暴力、暴言、自傷、自殺企図に悩まされ続ける。
理解と支援の中で症状を寛解させていくことが出来ればいいが、それもなかなか難しく、離婚の選択は当然検討される。
このケースでは離婚に伴い、父親とBPDの母親の間で親権争いが起こることが予想され、親権を母親側にとられることを危惧している。
多くの場合父親がフルタイムではたらいており育児が困難な上、休日も育児経験に乏しいため良好のな環境を提供しがたく、親権を母親に認めることが多いらしい。しかし、母親がBPDで子育てに問題があり、父親側に問題の無い環境を提供できることが示せれば、なんとかなるかもしれない。実際にはなかなか難しそうだ。