知恵袋の解答から

玉石混淆のYahoo!知恵袋の解答から引用。

 境界性パーソナリティー障害(BPD)の人の対人評価は「極端」であって、必ずしも「理想化-こき下ろし」ではないです。基本は「良い人-悪い人」「味方-敵」です。他にも「役に立つ-役に立たない」「大好き-大嫌い」という評価もあり得ます。
なぜかはご存知でしょうか?BPDの人は、自我のある部分が幼い状態に陥ってしまい、矛盾した2つの事象・感情を統合理解することが非常に苦手だからです。全てオールorナッシングなのです。これはパーソナリティー障害全てに共通する症状です。

 

2.ターゲットとはBPDの人が自分の欲求を充す事を期待する対象を指します。質問者様が「もういらない完全に見限った人」となっていなければその「こき下ろし」はわがままか駄駄コネです。
もし、見限っていたら当然乗り移ります。そして、見限ってなくても二股、浮気をする事も充分あり得ます。さらに、それでも充たされなければ、刺激を求めて、浮気・不倫、性的逸脱、自傷行為、買い物依存、薬物依存など各種のアディクトにはまります。
何故なら、BPDは24時間365日自分を充す対象がいないと幼児期に起こった見捨てられ不安が起こり、気がおかしくなってしまう為です。そして、現実にその場にいる人からでないと、愛情を感じる事が出来ないのです。これは、対象恒常性という自分の中で自分を支える誰かのイメージの構築に失敗しているからです。(小さい時は大体お母さん)BPDは自分が愛されているという事をどうしても実感出来ないのです。ある意味可哀想です。

3.BPDは治療可能です。「治したいという意思」「カウンセラーとの強い信頼関係」「質の高いカウンセリング」「弁証法的行動療法」「適切な投薬」で早ければ2-3年で回復します。このまま付き合うのであれば治療をお勧めします。必ず治ります。

長文失礼しました。以下は参考です。

【BPDだけでなく人が人生で求める対象】
a. 一体感を感じる事で、自分を充す理想化された対象
b. 自分に賞賛を与える事で、自分を充たす支持的な対象
c. 自分と似ていると感じる事で、自分を充す双子的な対象
d. 自分と似ているが、一部で対抗点を持ち、自分の自己意見を言うことで自分を充す好敵手的な対象
e. 自分が相手にとっての理想化した対象となることで自分を充す子供的な対象

 

境界性人格障害の見捨てられ不安と行動化?について Yahoo! 知恵袋

自分の経験でも非常にわかる。

二値的にしか物事をとらえられず、何かをきっかけに勝手に強い不安に埋没していったようだった。あとは妄想と混乱と投影と分裂と正当化。

この人は治ると断言している。ただし条件として当然の如く「治したいという意志」が一番に上がっている。これがない限り、改善の余地はないだろう。これがある人には、弁証法的行動療法でかなり改善できる可能性があるのだろう。

必ず治ると断言しているが実際はどうだろうか…。まずは治療を受けないことにはどうにもならない。