BPDと解離性同一性障害(DID:いわゆる多重人格)は区別しがたいと言うが、そもそもBPDは解離性症状を診断基準の中に入れているので診断も併記になりやすい。
真面目で誠実。できる男。
ハイハイしてる赤ちゃん風
無表情で残酷な殺人犯風
お母さんに甘えてよく喋る子供風
お店で怒鳴り散らすクレーマー感情のレベルでもなく、気分のレベルでもなく、演技のレベルでもない。不気味に人が入れ替わる。
— オタル (@kgyd35ryi) June 16, 2018
結婚相手の男性がBPDという方のツイートだが、まさに解離性同一性障害(DID)か特定不能の解離性障害の人格交代のように見える。
一つ前の投稿で取り上げた境界例ガールのサクセス日記。のブログ主もDIDの診断を受け納得しているらしい。3つの人格がいるとのこと。
以前にも書いたが、自分は他人の心の動きを感じ取りやすい人間だが、その私が普通の人ではまず感じたことがない不連続な心の動きを感じ、言動表情、言葉遣いに至るまで変わる、人格レベルの変化ではないかと感じるBPDらしき人と接していたことがある。少なくとも3つの人格らしきものを見ている。
他人が乗りうつっているわけではなく一人の人格が分裂しているのが解離性同一性障害で、明確な人格の区画、独立性がなく、記憶が共有されていたりする場合は特定不能の解離性障害と診断される。こちらの方がDIDより遙かに多く診断される。あたかも別のものような扱いだが、これらは不連続なものではなく連続なものなのだろう。DIDを自称する人は少なくないが、それぞれ違いがあり、教科書的な定義でとらえきれるものではないようだ。
BPDと解離性障害が併存なのか、それともBPDとDIDや特定不能の解離性障害のどちらかで表面上区別がつかないためにBPDに見えるだけなのか。
そもそも一部の研究者が考えているように、これらはそもそも連続的なものなのか。
個人的な印象では連続的なものではないかという気がしているが、BPD自体単一ではなさそうなので、一部は連続的なものであったとしても、全てが連続的なものではないのかも知れない。