紫波さんというBPDの方のツイート。
最近相方さんの事を徹底的に調べなくなった。 行動や交友関係、多少知らなくても物凄い怒りは湧いてこなくなった。ボーダーの私。相方さんへの執着が無くなっていくという事は…?好きじゃなくなったか?、ボーダーが少し治まってきてるのか? https://twitter.com/a4ki30/status/1002881830926741504 |
そうだった。
相手のことを徹底的に調べたがる。FBを隅から隅まで見て、ほかに女はいないかとか調べる。投稿した写真を徹底的に細かなところまで見る。女がいる証拠を探し続ける。
そして、疑う。
自分は本当は相手にされていないと思い込む。
言葉は信じない。やがて自分から相手を拒絶しはじめる。
極端すぎる。
全ては「不安だから」。
それが収まってきているのなら、好きでなくなったか、認知が改善されてきているか。
親愛、愛情を求め続けるのがBPD。確かな絶対的な愛情を求め、絶望し続ける。
極端なことを言えば、相手は誰でもいいのだろう。
彼らの「好き」は本当の好きなのだろうか。
相手はBPDの心の中では関心の対象のはずなのに、いつもカヤの外に置かれている。自分の中で一人相撲を続けているように見える。
同じ方の少し前のツイート。
例え相方さんと別れても、必ず誰か見つけて依存する。
生きている事自体が悪なんだ。 |
やっぱり、相手ではなく、愛情そのものを求めているように思える。
扁桃体の過剰興奮による不安昂進、前頭連合野による抑制不十分による感情の暴走。オキシトシン不足故の愛情や信頼の不足。
いつまで経っても満たされることなく、不安であり続ける。
BPDは遺伝的な基盤に環境要因が重なって発症すると考えられている。今、治療法として推奨されているのは弁証法的行動療法。
「患者は弁証法的行動療法を行うことにより、能力や生きることへのモチベーションを高め、獲得したスキルを日常で普遍的に扱うことができるようになるとされる。」
少しでも確かなものを感じられるようになるといいのだが。
しかし、病識を持ち、自分を見つめ直そうと思えることが大前提。