ぶどうの木さんによる解説

奥様が高機能型BPDである、ぶどうの木さんによる高機能型BPDの説明を引用。

 

~高機能型の境界性パーソナリティ障害~

最近は、高機能型の境界性パーソナリティ障害と呼ばれるタイプも増えてきているようですが、日本では高機能型について詳しく解説している本やサイトが見あたりません。

従来型(低機能型)の場合、自傷や自殺企図といった行動が伴うのですが、高機能型と言われるタイプでは、自傷や自殺企図は見られず、反対に周囲の人へ攻撃的になるのが特徴です。妻の場合、暴力というよりも、中傷、虚言で精神的苦痛を与えたり、私を取り巻く周囲の人間関係を壊しました。

境界性パーソナリティ障害の方は、幼い頃受けた心の傷により、自分自身をダメな人間、価値のない人間だと思い込んでいます。そのような心の状況は、苦しいので家族を同じ状況に引きずりこもうとします。「あなたは最低」「冷酷」「だいっ嫌い」「嘘つき」と、自分が抱えるコンプレックスを、同居する家族に投影します。そうすることで、自分の心の安定を図ろうとします。家族は中傷(脱価値化)される事が続くと、洗脳作用が働き、家族の心にネガティブなセルフ・イメージが徐々に刷り込まれるという事が起きます。こうして、同居する家族が、言いようのない精神的苦しみを味わうことになります。また、周囲に虚言をふれ巻き、家族を取り巻く人間関係を壊し、家族を孤立させることもします。私のように、うつ病に追い込まれることも珍しくはないようです。

勤務先では普通に仕事をこなし、一見社会に適応しているように見受けられます。職業も弁護士、建築士、システムエンジニアなどのスキルの必要な仕事についている場合もあります。知能の面では問題がありません。職場での人間関係のように、一定の距離を置いた人間関係では、問題が起きにくいのですが、恋愛関係、夫婦、身の上を相談できるような接近した人間関係になると、著しい不安定さが表れてきます。

妻はこの高機能型の境界性パーソナリティ障害ではないかと思います。日本ではまだ広く知られていないようですが、関係する方々には、高機能型の境界性パーソナリティ障害についての理解を深めていただききたいところです。

https://blog.goo.ne.jp/true-vine/e/ef2300555fcd1eca1795ff7a78459c54

 

BPDと共依存

BPDは依存傾向が強い。
一方でアダルトチルドレンによく見られる共依存者は、依存させることで自己に価値を見いだしてしまう。

BPDとアダルトチルドレンの共依存者は言わば求め合う関係と言えるが、このカップリングは問題が起こりやすいと言える。

どちらも虐待を経験してきたことが多く、自尊心の低さがある。しかし、BPDは誰かに依存し、自尊心の低さから来る試し行為のなかで、感情の不安定、暴言、暴力、自傷行為が度重なりやすい。
一方共依存者は自尊心が低い故に依存されることに喜びを感じ、自己犠牲をいとわないので、この人には自分しかいないとトコトンつくしてしまう。

この二人のカップリングの結果、共依存者は生活の中心がBPDの問題解決となってしまい、どこまでもBPDの感情の暴走や試し行為による暴言、暴力を浴び続け、普通の人なら離れるような仕打ちを続けられてもそれでも離れることが出来ず、ぼろぼろになってしまう。

Wikipediaには特に問題になる共依存者との関係の中にもパーソナリティ障害があげられている。

ロマンチック蟻地獄の関係
この関係における共依存者の目的は、パートナーの欲求を実現させるために極端な自己犠牲を行うことである。共依存関係は不健康な関係であり、本人だけでは自律性や自給自足を獲得することができず、自分の充足を果たすことを最愛のパートナーに依存している[14]。無意識に自分よりも他人の人生を優先しているのは、多くの場合では自分の価値を他人に依存しているのであり、それは誤った考えである。

特に問題となるペアには、以下が挙げられる。

パーソナリティ障害者-共依存者のペア
境界性パーソナリティ障害。BPD患者の恋は自分の世話をしてくれる人への寄生である傾向があり、共依存者は自分の問題よりもBPD患者の問題解決が生活の中心となってしまう。この関係は非常に多く見られ、共依存者は「自分は正常である」「自分が責任を持つ」ことに価値を見出してしまう[15]。
自己愛性パーソナリティ障害。ナルシストへの共依存者は、コ・ナルシスト(co-narcissists)と呼ばれることもある[16]。ナルシストは、己の理想を受け入れ、理想の実現を支援する能力があり、さらに自己よりも他者の要求を優先するパートナーを求め、そして自分へ引きつけようとする[17]。ナルシストにとって共依存者は、自分に熱い視線を送り舞台を称賛する、理想的な観客・サポーターである[18]。二者は互いに引きつけ合うため、この関係から、ナルシストは自分が重要で特別な存在であるというパワーを得ることができ、共依存者は他者を援助したいという欲求を満たすことができる。
Wikipedia 共依存

自分なども自己犠牲傾向があるので、BPDの人に対してしっかり一線を引くことをしないととらわれる危険性が高い。

BPDの人が選びやすいのが、自己犠牲傾向のある、責任感が強くまじめな人間なので、そういう人は己の傾向をよく自覚した上で対処を考えなければならない。BPDの人に魅惑された上で放り出されてしまうと冷静ではいられないが、まずは一度離れて冷静になる時間をもたないとならないだろう。相手が復縁を望まないのであれば、自己犠牲による共依存傾向がある人にとってはそれはむしろ幸運であるのかも知れない。

高機能型/低機能型BPD

 BPDには高機能型と低機能型の二つがあり、その混合であることが多いそうだ。

低機能型はBPDの典型タイプ。自傷行為を行い、多くの問題行動があるもの。メンタルの問題を認め、援助を求める。

高機能型は見た目には普通の人で、メンタルの問題を認めず、援助を求めず自分の問題として取り組まない。他人のせいにし、怒りを自分の外に向ける。自傷行為などは行わない。一部の人にしか症状をあらわさない。問題は低機能型同様なのだが、問題を隠すのがうまいタイプ。

 低機能の従来型の人はセラピーを求め、高機能のタイプの人は、相手のほうがセラピーを受けるべきだと挑発します。

○低機能の従来型のBPD
典型的なBPDの人々です。

・自傷や自殺行為のような自己破壊的な行動によって、苦痛に対処する
内に向かう行動化(acting in)
・自分に問題があると認め、必死にメンタルの援助を求める
・日常的に機能するのが困難
・摂食障害や物質乱用など、重複する障害は深刻
・家族の課題は、治療を見つけること,自殺企図など危機への対処,経済的負担など

○高機能で見た目には分からないBPD

・人間関係の問題は他の人のせいである。
相手のほうがBPDだと批難する
・援助を求めない。
カウンセリングでも自分の問題に取り組まない
・外に向かって激怒したり、現実・想像の問題で家族を批難することで、苦痛に対処する
・気が強い,自信ある態度の裏に、低い自尊心を隠し持っている。
職場ではよく働き、身近な人にだけ攻撃的行動を示す
・他の精神障害がある場合は、自己愛性パーソナリティ障害のような高機能障害
・家族の課題は、言語的・感情的・身体的虐待への対処。
治療を受けるよう説得すること。
他の子供への影響。
自身と自尊心の喪失。
境界を設ける試みと失敗

 彼らは、要求を満たし、苦痛を避けるため、何重もの防衛機制を作り出します。
これは不安定なアイデンティティに繋がります。

 人前では、ボーダーの行動を見せない人を完璧に演じます。
自分をコントロールできると本当に信じているため、そのパーソナリティに従って行動するのです。
しかし人を永遠には騙せません。
もう一方のパーソナリティが刺激されると、コントロールは失われます。

*「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」ランディ・クリーガー
 〈監訳:遊佐安一郎〉(星和書店)より
http://seiwa-pb.co.jp/mt/mt-search.cgi?search=%E9%AB%98%E6%A9%9F%E8%83%BD&IncludeBlogs=3&limit=20

 

2つのタイプの比較してみると、攻撃性が強く、疾患を認めず援助も求めない、治療を受け始めてもすぐやめてしまう高機能型は本当に厄介だと言える。

○重複する特徴を持つBPD
多くのBPDの人は、低機能,高機能の両方の特徴を持っています。
配偶者や精神科医などには感情をあらわにしますが、家族以外の人には障害を持たない人として振る舞います。

oBPDを持つ個人のふたつの重複する分類
・対処技法
低機能:内に向かう行動化(acting in)
高機能:外に向かう行動化(acting out)
対人関係が拙いというより、無意識で、自分の苦痛を他者に投影して生ずる

・機能
低機能:自立した暮らし,仕事の継続などが困難
高機能:カリスマ的にさえ見えても、裏ではBPDの特徴を示している。
キャリアを積み成功していることもある

・援助を受ける意思
低機能:自傷や自殺傾向が理由で受ける。
セラピーに関心が高い
高機能:脅されるとセラピーを受けるかもしれないが、真剣に取り組んだり、長続きすることは稀

・併存するメンタルヘルスの問題
低機能:双極性障害や摂食障害など、医学的介入を必要とし、低機能の原因となる
高機能:物質使用障害,または別のパーソナリティ障害(特に自己愛性)

・家族への影響
低機能:親は極度の罪悪感を抱え、感情的に圧倒されている
高機能:家族は自分を責め、BPDの人の要求を満たそうとする。
対立点の多い離婚や親権争いが問題となる

*「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」ランディ・クリーガー
 〈監訳:遊佐安一郎〉(星和書店)より
 (引用文は翻訳がベースなせいか、あちこちに日本語的な問題があって読みづらい)
*+*
 実際には混合タイプが多いとのことで、高機能型でも自傷行為、自殺企図が多い人もいるそうだ。
 高機能型の要素が強いほど、他人に症状を見せないので気付かれにくい。ネットで「ボダ」として話題になるのは、一見普通の人でありながら、ターゲットを定め、近付いてきて被害をもたらすこのタイプだろう。
 しかし、自分が知る複数の人は高機能型であったと思われるが、言動からいずれも「メンタルが普通ではない」ことにすぐに気付いた。当時BPDについて十分な知識があればBPDであると分かったであろうと思う。ターゲットにされていない第三者の立場でも注意深く観察していれば社会生活は営めているが言動やメンタルが普通の人と違っているとわかったであろう。
 だがそれも人によって違うのかも知れない。
 家族やパートナー等にとっては高機能型でも攻撃を受ける対象であるから症状は明らかである。しかし、何とか支援をしたいわけであるが、直接攻撃を受けるだけでなく、他人には普通に見えて家族やパートナーが理解されづらく(あるいはBPDによる対人操作の結果、家族やパートナー、支援者が他人から悪印象をもたれる)治療を受けたがらない高機能型故の問題に振り回され、難しさがより大きいように見える。
 低機能型から年齢と共に寛解(症状が弱くなり、診断基準を満たさなくなる)していくと一般に言われるのだが、寛解しているように見えているだけで実は高機能型に移行している人というのがいるのではないかと個人的には気になっている。
 患者本人も含め、同じようなことを思っている人はいるようだ。
 少なくともほっておけば寛解していくものではないと海外では解説されているようだ。
 高機能型について言及しているものが日本語のものはネット上には少ないようだが、高機能型を自称される方のブログなどを見ると、参考になる部分があるだろう。

逆境から立ち上がった臨床心理士

 また、翻訳を紹介しながら高機能型について詳しく解説をしているブログもある。ここの牧師さんが翻訳されている内容は他で紹介されていない内容で、読む価値がある。

妻が境界性パーソナリティ障害を持つのではないかと思い至っています。私はその夫でクリスチャンです。

BPDの事実ねじ曲げ作戦

BPDは嘘をつき、事実をねじ曲げてしまうことがある。

 ボーダーの人の中にはノン・ボーダーの人に対して、いわれない批難をしたり、屈辱的な噂を立てたり、正当な理由もなく法的措置に訴える人がいます。
 これを、事実ねじ曲げ作戦と呼んでいます。
 お金を盗まれたとか、暴力を振るわれたとか言いふらしたり、脅迫状を捏造して法廷に持ち込む人もいます。

 しかし、多くのボーダーの人はそのようなことはしません。
精神疾患を持っていてもいなくても、間違った主張をする可能性があるでしょう。
ただ、いわれなく批難されるノン・ボーダーの人を理解する必要があります。

●事実ねじ曲げ作戦の動機

○見捨てられることと怒り
BPDが根本的に風変わりな行動を起こすわけではありません。
ボーダーの人も他の人と全く同じで、ただちょっと極端なだけなのです。

 人は誰でも喪失感や拒絶された思いを経験します。
事実ねじ曲げ作戦には、見捨てられ感や喪失,拒絶という、ボーダーの人にとって恐ろしい問題があるようです。

 愛する人に縁を切られると、自尊心を傷つけられたと感じるかもしれません。
喪失感がはっきりしない場合もあります。

 愛する人や、夢や希望を失うと、不安や悲しみ,見捨てられて孤独になる恐れなどが強烈に呼び起こされます。
それを認識するのが難しい人は、悲しみや怒りに蓋をし、相手を終わりのない論争に巻き込んで、別れを回避しようとします。
喧嘩は否定的なものとはいえ、相手との接触を保つ方法です。

 喧嘩の最中でも、彼らは仲直りできるのではないかという幻想を抱いています。
過去の喪失体験から受けた、未解決のトラウマにも反応しているかもしれません。

○アイデンティティと攻撃性
妻や母親としてのアイデンティティを失ったと感じると、空虚感,無力感,存在の無意味さ,生きていけないという思いを抱くかもしれません。

 そのため、決して屈しないという偽りの姿を身にまとい、自分の一部を失うまいと、闘うようになると考えられます。
相手にしがみついたり、喧嘩としがみつきを繰り返す場合もあるでしょう。
自分を被害者だと見なすと、事実ねじ曲げ作戦がアイデンティティになるのかもしれません。

○恥辱と批難
無能感,不全感,羞恥心,屈辱感,低い自己評価などを持つボーダーの人は、完璧さのマスクをかぶって、それを覆い隠そうとするでしょう。
極端な自己不全感のために、彼らは相手のほうが無能で無責任だと立証することで、自分への批難を免れようとするのかもしれません。

 配偶者に去られることを破滅的な攻撃だとみなすと、ボーダーの人はそれを裏切り,利己的な行為,陰謀などに見立て、妄想的な考えを膨らませるかもしれません。
裏切られた側は仕返しを企て、それに取りつかれるかもしれません。
相手が危険で攻撃的だとみなされると、不当な扱いを受けたのだから報復してもよいと考えます。
“やられる前にやれ”という、先制攻撃をしかけることもあります。

 

*「境界性パーソナリティ障害=BPD」第2版(星和書店)より

http://seiwa-pb.co.jp/bpd_family/blog/2013/06/

 

BPDの人は、見捨てられ、喪失、拒絶から自分を守るために、事実の方をねじ曲げてしまう。

自分は被害者であるとすることで、自分をそうしたつらい事実から守っているらしい。

時に事実ではないのに見捨てられなどの妄想を膨らませ、やられる前に先制攻撃を仕掛ける。

攻撃をしながらも、攻撃をすることでさろうとする相手との接触を確保しようともする。

 

●自分の危険度を調べる
事実ねじ曲げ作戦には幾つかの共通点があります。

・人に裏切られたと主張し、仕返ししようとする。
・感情的なストレスがかかったり、ノン・ボーダーの人と二人だけになると、現実との接点を失い、妄想的になる。
・被害者であるノン・ボーダーの人は、自分がボーダーの人を保護すべきと思っている。
そして自分の利益を計れなくなっている。

 ボーダーの人はスプリッティングのせいで、ノン・ボーダーの人に対してプラスの感情を思い出せないかもしれません。
ノン・ボーダーの人を極悪非道人とみなすことに、早く気付くいて、事実ねじ曲げ作戦を切り抜けましょう。

*「境界性パーソナリティ障害=BPD」第2版(星和書店)より

http://seiwa-pb.co.jp/bpd_family/blog/2013/06/

 

BPDの人は事実をねじ曲げて相手を攻撃し、自分を見捨てられや拒絶等から守ろうとしている。相手を極悪人と見なすことで攻撃をする。

そんなBPDの人と対していれば、怒りを感じ、仕返しをしたくなったりもする。しかし、そういう精神疾患なのだと理解する必要があるようだ。

そして、どう行動すべきかは、上記の引用ページに書かれているので、参照すると良さそうだ。

BPDの人と関わりを持った人はつい自分が何とかしなければならないと思い込んでしまうが、BPDの人にとらわれすぎて、自分の選択肢を見失わないことも大切なことだろう。

BPDの人が自分で自分の状況をなんとかしようと思わない限り、どんなに支援しようとしてもうまくは行かないと思われる。

つじつまの合わないBPDの言動

BPDの人は、時に辻褄の合わないことを言う。

たとえば、次の例は、離婚調停中の例だが、事実に反し、BPDの女性が自分が子供に暴力を振るっていたにもかかわらず、夫が暴力を振るっていたと主張している。

妻は調停開始から、私が妻と娘に暴力を振るっていた等の虚偽を主張しています。

妻の申立書にもそう記載されています。

私は、事実は逆で妻が私と長女に暴力を振るっていると反論しています。

録画の一部を証拠として提出しました。その他にも暴力を振るったと認める発言を録音しています。

妻は調停が始まってから、初めて私が数年にわたり妻との会話を録音していた事を知りました。

普通なら、ここで「嘘がばれると心証が悪くなるし、もう嘘をつくのは止めよう」とか「この話題には触れずにいよう」とか思うのでしょうが、妻は相変わらず主張を変えません。

https://ameblo.jp/yuichiro-papa/theme-10084960491.html

この投稿でも指摘されているが、BPDの人は妄想様観念を持ちやすい。事実関係とは別に、頭の中で妄想によって別の事実が作られてしまう。それを否定する事実を示す証拠があっても認めない。事実に合わなければ必ず問題になるのにそれをスルーする。事実より自身の思いこみの方が本人にとっては納得のいく真実なのかもしれない。

誰かに取り入るときに語る身の上話は、自分がより悲惨な目に遭ったことが誇張されたり、都合のよいように事実が脚色されたり、嘘が入ったりする。

他愛のない会話の中でも、自分の思い違いを決して認めないことがある。自分で思い違いに気付いても訂正せず、事実の方を曲げてしまったりもする。事実が相手にもすぐ確認できるようなことであっても。相手が確認してもだ。

BPDの人にとっては、事実であるかどうかよりも、自分にとっての都合のよさが優先してしまうようだ。

自分が否定され見捨てられないために、自分に一つの間違いもあってはならないと無意識に思っているらしい。

 ボーダーの人の無意識な思考過程は、次のようなものです。
「もし私に間違ったことがひとつでもあれば、私の全てが間違っている。
 皆は私を見捨てるだろう。
 だから私には間違ったところなどあってはならない。
 あるとすれば、それは誰かのせいだ」

http://seiwa-pb.co.jp/bpd_family/blog/2012/10/

 

○本当のことを言わない
BPDの人は故意に、無意識に、あるいはその中間で、嘘をつくことがあります。
中には、周到な嘘で始まり、真実として思い出されるものもあります。
嘘はストレスの中で起きることが多いようです。

 嘘は次のような役目を果たす可能性があります。
・羞恥心が強くなるとき、それを払いのけてくれる。
自分に価値がないと感じる人は、状況をよくするために、どんな嘘でもつかなくてはならないと思い込む。
(自尊心が低いために、自分で間違いを認めることができない)
・真実が知られたら、自分が拒否されるという恐れを鎮めてくれる
・劇的な雰囲気を作り、注意を引く
・本当の感情を覆い隠し、強い外見を装う

http://seiwa-pb.co.jp/bpd_family/blog/2013/12/

 

まとめ

BPDの人はたびたび嘘をつく。対人操作のために嘘をつく。妄想を事実として扱う。嘘を事実と思い込んだりもする。

問題があれば他人に転嫁する。

そうすることで自分を守ろうとしている。

 

 

 

人間関係を構築できないのがBPD

境界性パーソナリティ障害(BPD,ボーダー)は人間関係をうまく構築できない精神障害だという。

もっとも信頼すべきはずの人にいつ見捨てられるかというおそれ(見捨てられ不安)を抱き、どこまでやったら見捨てるかと試そうとする(試し行為)。突然分かれを切り出したり、不機嫌になって人格が変わったように暴言を吐いたり、暴力を振るったり、リストカットや過剰服薬などの自傷行為を行ったりという試し行為をしエスカレートしていく。当初は相手を理想化し最高の相手だと褒めそやすが、何かのきっかけ(相手には全く心当たりなくなく、本人の被害妄想であることもしばしばあるらしい)で相手を無価値な存在、悪い存在だと見なし、こき下ろしたりして排除してしまう(理想化と脱価値化)。自分が価値のない人間として捨てられる前に、相手を自分より価値のない人間だと言うことにして自分から捨ててしまうのだという。

他人には複数の面があると言うことが理解できず、いい人か悪い人かび極端なまでに一面的にしかとらえられない(二極思考)。

更に、見捨てた(と感じた)人を攻撃するために事実でないことを周りの人間に吹き込んで人間関係を破壊したり、かまって欲しいがために特定の人に悩み、時に誇張された過去の出来事を伝えたり、などの対人操作を行う。同じ人と付いたり離れたりを繰り返す人もいるが、次々と相手を変える人の場合、前の人への攻撃と、新しい人にかまって欲しいがための相談が重なっていて、ありもしない被害を相談することもあるらしい。その結果、前の人の人間関係が破壊されることがある。

医療者などへの執着で、医療者間の人間関係にひびを入れることもあると言う。

うまくいかない原因はまさに本人の行動にあるが、それをすべて他人のせいにしてしまう。本人の心の問題からくる行動によって、根本的なところで親しくありたいはずの他人との人間関係の構築ができない。

+*+

遺伝的素質もあると言われるが、虐待などで幼児期に見捨てられた体験や愛情を奪われるといった体験、愛情不足などが原因とされている。自立するための安心感が損なわれ、見捨てられるという思いが強く刻み込まれ、発症するという。自分を認められずに育ったために自尊心が低く、自分という存在が確固とせず、いつも空虚に感じ、不安感を抱き、抑鬱感にさいなまれているという。

人口の2%ほどと言い、重症化するのは女性が多い。女性ホルモンが影響を与えているとも言う。また、他人との愛着にかかわるホルモン、オキシトシンの分泌が悪い傾向があるとも(オキシトシンは乳汁分泌にに関わるが、オキシトシンが少ないためか母乳が出にくいこともあり得る?)。

また、前頭連合野の働きが悪いという。前頭連合野は、欲求や衝動に動かされず、理性にしたがって、五感から集まってきた情報を整理・統合し、理解して、それに基づいて様々な価値判断や意志決定をし、指令を出す司令塔である。前頭連合野は人を人たらしめている知性・心性を生み出している部分と言える。この働きの悪さによって不安や感情のコントロールがうまくいかなくなるという。更に、快不快、好き嫌いに関わる脳の扁桃体が過敏であり、そのために対人関係の不安を生み出しているという。

参考:

https://susumu-akashi.com/2013/07/bpd/

境界性パーソナリティ障害の原因

https://bpd.nerim.info/cause.html

 

脳の働きのレベルで常に人間関係に不安を抱え、感情をコントロールできないのがBPDであると言える。

不思議なことにこの精神的なはかなさ、理想化の際に見せる自己犠牲的・献身的な行動が相手に強い印象を与え、執着させることも多いらしい。そのために何をされても離れられず、付いたり離れたりする中暴言や暴力、自傷行為に悩まされ続け、心を病み、自殺することもあると言う。

+*+

どんなに仲良くしていても、突然態度が豹変して別れを宣言したり、音信不通になることがおうおうにしてあるらしい。引用したブログエントリーとそのコメントに、リアルに語られている。愛情を傾け、確かな感情の通い合いを感じた直後に突然訳の分からないまま相手からシャットアウトされるのは、当事者には本当につらい話だ。理由がわからないだけに、まともに行動できなくなるぐらいメンタルをやられてしまう。

境界性の彼女との別れから復縁

 

BPDの人の発想は理解が難しい

こんなツイートを見た。夫が境界性パーソナリティ障害(BPD)の方。

BPDは自分の中で勝手に見捨てられる不安を募らせ、先手を打って自分から相手を捨てるという行動がよく見られるらしい。

相手からして見れば全く理解不能。

それでこうなってしまう。

付いたり離れたりを繰り返すケースもあるが、それっきりになるケースもあるらしい。

 

付いたり離れたりを繰り返す結果、相手が精神的に疲弊し、遂に自殺というケースも少なくないとも。

*+*

以前紹介した

はる@BPDの妻を持つ夫

さん。

3/14のツイート以来11日間ツイートがない。

その直前のツイート。

https://twitter.com/non_bpd/status/973685194048733184

https://twitter.com/non_bpd/status/973687509879177216

人生を終わりにしたいと2回続けて、そのあと短いツイートをしたきり。

本当に大丈夫か心配だ。精神的に疲弊し、精も根も尽き果ててしまうケースは少なくないらしいのだ。

 

このブログでBPDのことばかり取り上げる事になるとは思わなかったけれど。

共感性

BPDを理解するのに役に立つかも知れない、患者に寄り添った立場で書かれたページへのリンクを紹介した。

その中で、もとBPDの臨床心理士さんがこう書いている。

高機能型の境界性人格障害の人は

・人を喜ばせることが好き
・人のために、自分のことを犠牲にしてしまう
・困っている人、弱い人を放っておけない

という面を持っているはずです。

とても良い特徴のようですが

人を優先させてしまうせいで
自分のことをおろそかにしたり犠牲にしたりしてしまい
自分を大事にできなくなってしまいます。

高機能型の境界性人格障害の人には
これが症状を悪化させる原因になってしまうんです。

これらは全て
共感性の高さから来るものです。

これはBPDではない自分にも当てはまる。共感性と言えるかどうかはよく分からないが、誰かのためについ頑張ってしまう傾向が未だ残っている。ボランティアに自分の人生の大事な時間をつぎ込んで、結局自分の人生を大切に出来なかったり、自分の時間を潰してまで誰かのために頑張ってしまったり。自分の人生で自分を人生の主人公にしきれない。

BPDに見られる特徴ではあるけれど、機能不全家族で育ったアダルトチルドレンの傾向の一つととらえられる。何をしてどんなに成功しても親に認めてもらえなかった子供時代の影響によるものだ。

今の自分は少しでも自分のために行動しようと思うようにしている。他人のために頑張りすぎない、他人に飲まれない、なるべく自分の人生を豊かにするために自分の時間を使う。そうでないとつい他人に飲まれ、どうかすると都合よく使われてしまう。

ボランティアで頑張ってきた人が、突然去ってしまうケースを見てきたけれど、おそらく同じようなことだったのだろう。

今更遅すぎるのだけど。それでも破滅的に自己犠牲で生き続けるよりはましだろう。

BPDを理解するのに役立つかも知れないリンク

境界性パーソナリティ障害(以下BPD)は、他人が受ける被害が大きく、被害者の立場から語られることが多いような気がするが、家族などからすれば離れることも出来ず、何とか支えて行かねばならない存在で、その心性を理解することが極めて重要である。

BPDの理解のために役立つかも知れないサイトを自分のメモがてら3つ紹介しておく。

 

家族のジオログ

精神医学系の星和出版のサイト内にある、BPD患者の家族会のサイトのログ。

 

逆境から立ち上がった臨床心理士
(BPD関連コンテンツへのリンク)

BPDだった臨床心理士が自分の経験を記述している。

 

It’s not your fault
親しい人が「境界性パーソナリティ障害」だと気づいた時に ~A to M~